プログラムとは?怖いものが生まれるメカニズム

コーチング

ひらこ(@hirako_zonepre)です。

皆さまは、怖いものがあるでしょうか?

わたしは高いところがダメなんです。展望台とか。

そればかりか、脚立や椅子にも乗れません。足場が不安すぎて身体が動かなくなるんですね。

 

今回は怖いものが生まれるメカニズムを説明いたします。

 

人間には「意識」と「無意識」がある

様々な自己啓発本や企業の研修などで皆さまは存じているかもしれません。

人間には「意識」している部分と「無意識」にしている部分があります。

勉強したり練習したりして身につけようとするものは意識的です。対して、身体が覚えているようなものは無意識的ですね。

人間の可能性は、この「無意識」に多く秘められていると言われております。

コーチングは、この無意識を呼び覚ましてクライアントの可能性を大きくする手法の1つです。

 

人間は「プログラム」を持っている

わたしたちは「プログラム」と呼ばれる概念によって、日常の意思決定・価値観を決めて行動しております。

「プログラム」とは、無意識によって作り出される行動・思考パターンのことです。

「プログラム」と名前が付いている理由は、入力・演算・出力に相当する機能が人間に備わっているから。

入力は、体験や言葉といった無意識的に五感で感じたものです。

演算部分は、プログラム。過去の経験や行動思考パターンを検索します。

そして出力部分は身体的機能です。

 

  • 入力:体験・言葉(無意識に見聞き体験したこと)
  • 演算:脳(過去の経験を探す、行動思考パターンを検索)
  • 出力:身体機能

 

例えば、わたしは高い所が嫌いです。

高い所どころか脚立や椅子ですら登りたくありません。実際に乗ると、意識が足に向かって動けなくなります。

この拒否反応をプログラムで表すと、次のようになります。

 

  • 入力:脚立・椅子に登る
  • 演算:高い所でひどい目に遭った過去を検索する
  • 出力:身体が動かない

 

ちなみに、高い所でひどい目に遭ったのは1歳のとき。

両親から聞いた話ですが、自宅の階段から転がり落ちたようです。

わたしは記憶にありませんが、きっと痛かったのでしょうね。

 

どのようにしてプログラムされていくのか

しかし、不思議なことだと思いませんか?

わたしのひどい目に遭った記憶は「階段から転がり落ちた」ことだけ。

怖いのであれば、転がり落ちた「その階段」だけで十分なはずです。

なぜ他の階段や、脚立といった階段ではないものにでさえ怖がるのでしょうか。

 

それは、プログラムは体験を一般化できるからです。

階段から落ちて痛かったという体験が、プログラムによって一般化され、他の階段だけでなく、高い所や足場の悪い所にまで及ぶことになります。

痛い思いはしたくありません。

そのため、わたしは高い所には行きたくなく、脚立に乗っても身体が動かなくなるのです。

 

プログラムは風化しない

プログラムは自分の意思で書き換えようとしない限り、上書きされることはありません。

わたしが階段から転がり落ちたのは1歳のときです。十分な脚力やバランス力があったとは思えません。

しかし、わたしは今や30歳。十分に足の筋力がある状態です。

それでも高い所で足がすくむのはプログラムによるものです。

わたし自身がプログラムを書き換えていないため、いまでも高い所に行きたくはないのです。

 

自己同一化

階段から転がり落ちた体験がプログラムされて、高い所を拒絶し続けていると、あるとき変化が訪れます。

それは「わたしは高い所が苦手な人間である」というように変化することです。

プログラムに過ぎなかった「高い所に行くと足が動かない」状態が、あたかも自分の性格や特性であるかのようにすり替わっていくのです。

これをわたしの学んでいる本では「自己同一化」と呼びます。

 

自己同一化すると、自分の中では論理的に説明ができます。

つまり、わたしは高い所が苦手な人間だから高い所には行かないと。

痛みを回避するためのもっともな理由を付けられるのが自己同一化なのです。

 

まとめ

  1. 無意識によって作り出される行動・思考パターンをプログラムと呼ぶ
  2. プログラムは体験を一般化できる
  3. プログラムが、あたかも自分の性格や特性であるかのようにすり替わっていく(自己同一化)

 

  • 入力:体験・言葉(無意識に見聞き体験したこと)
  • 演算:脳(過去の経験を探す、行動思考パターンを検索)
  • 出力:身体機能