ゾーンプレスとは何だ|ゾーンプレス

ゾーンプレス

この記事では「ゾーンプレス」とはそもそも何であるかについて説明していきます。

 

ゾーンプレスは囲碁用語ではない

「ゾーンプレス」は元々バスケットの守備作戦です。対戦相手のスローイング後から1対1でマークしプレッシャーをかけます。相手のミスを誘って、カウンターを決めていくというものです。

「語感がいい感じだった」という理由で考案者に採用されました。

(トム&ジェリーのように切っても切れない2つの関係であるものなら何でも良かったらしいです…)

 

無限の変化がゾーンプレスを支える

ゾーンプレスとは「碁の考え方」の1つです。

決して考案者の碁の技術や必殺技の名前ではありません。

多くの書籍では「この盤面ではこのように打ちます」のように手段に焦点を当てています。

「次の一手は?」のような問題形式の方が読者も考えながら読み進められるので良いことです。

 

一方で手段にのみ焦点が当てられた弊害があります。

それは「正解がある」と勘違いすることです。

碁において「正解の手」「最善の手」はほぼありません。

正解かどうか分からない盤面に遭遇したとき、わたしたちは何とか理解しようと試みます。

過去の知識や経験・土壇場での読みを駆使して理解できる範囲まで落とし込むのです。

 

碁の変化は無限です。

単純計算で361!(361の階乗)通りあり、全網羅することは物理的に不可能だからです。

 

ではわたしたちは何を基準に盤面を考えれば良いのでしょうか?

たとえ知識や経験が無くとも盤上には既に情報が存在しています。

  • 双方の石の関係性…ゾーン
  • 双方の石への介入手段…プレス

はい、「ゾーンプレス」のご登場です。

「ゾーンプレス」は碁の変化は無限であるという前提に立ち、盤上に存在する石から情報を読み取って着手の方針を固める手法です。

「ゾーンプレス」の考え方を理解すれば盤上未経験の事態に遭っても羅針盤のように着手する道筋を決めてくれることでしょう。

 

まとめ

碁に慣れていない多くの人は「碁の強い人は強ければ強いほど手を深く広く読んでいる」と錯覚しているように感じます。

碁の変化は無限です。どのような変化になるのかは分からないものです。

ですから現在盤上に存在する情報から読み取ることが大切。

盤上にある情報が把握できれば具体的な手段が思いつくでしょう。

目の前が霧深くなろうとも「ゾーンプレス」が光となってあなたの行先を照らします。